トランプ大統領が、AIで生成した米宇宙軍の制服の画像をトゥルース・ソーシャルに投稿した。だが掲載から5分もたたないうちにSNSで批判やあざけりの的になり、容赦なくこきおろされてズタズタにされた。

チャコールグレーの詰襟にひざ丈のレザーブーツ、ウェストを細く見せるベルト。その装いは、ダース・ベイダーのスター・デストロイヤーに乗る帝国軍将校に見えるという人もいれば、ニュルンベルク党大会に居並ぶナチス親衛隊将校に見えるという人もいる。

投稿によるとこの制服は、1997年のSF映画「スターシップ・トゥルーパーズ」に登場する制服の「現代風アレンジ」だった。だがこの映画で描かれたのは「自分がファシストであることを認識していないファシストたち」(ポール・バーホーベン監督)。つまり、最もふさわしいモデルだったとは言えそうにない。

もっともトランプの投稿が、たとえNASAと最先端ファッションブランドのコラボで実現した美しく機能的な制服だったとしても、十分とは言い難かった。問題があるのはその装いでも、それを投稿した人物でもない。

真の問題は、米軍の中で最も新しい宇宙軍が、とてつもなく困難な課題に取り組んでいるという点にある。つまり、他の軍が何世代もかけて蓄積してきた文化的な土台をわずか数年で作り上げるという課題だ。

トランプに歴史を作り出す力はない
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