臨床応用の速さも期待できる
「ICI治療でいったんは効果が出ても、途中で免疫が息切れして再発してしまう患者さんが約50%います。R-1 EPSによってTh7Rを『維持』するだけで、この50%の人たちを救えるかもしれない。現在の20〜30%という5年生存率を、50%超えに引き上げることも夢ではないと考えています」と各務教授は言う。
今回の成果はあくまで解析・観察研究による付随的なデータであり、共同研究グループでは今後、より大規模な前向き臨床研究を通じて、R-1 EPSの併用効果を科学的に証明していく方針だ。医薬品とは異なり、食品として高い安全性が担保されているため研究の進展や臨床応用へのスピードも速いと期待される。
抗癌剤のように強い副作用を心配することなく、身近な食品成分で免疫細胞を元気に保ち、治療効果を底上げする。今回の共同研究は、日々の食事と先端医療が手を取り合う、新しい癌治療の在り方を示す先駆的な一歩になりそうだ。
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