Hiroko Hamada
[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反落し、前営業日比0.15%(97円97銭)安の6万6164円19銭となった。朝方は米エヌビディアの好決算を受けた半導体関連株の上昇を支えにしっかりだったが、一部の半導体株が売りに転じると指数もマイナス転換した。一方、TOPIXは小幅高となった。
・日経平均は前営業日比0.78%高でスタートした後、一時1.05%(692円)高の6万6954円69銭まで上昇。半導体関連株の一角が堅調で指数を押し上げ。
・買い一巡後は伸び悩み、前場後半にかけては前営業日終値付近でもみ合いが継続。
・物色面では、ソフトウェア関連が堅調。米ソフトウエア大手のセールスフォースの決算発表後の時間外取引での株高が支えとなった。
・日銀の氷見野良三副総裁は27日、「これまで以上に物価の上振れリスクを意識する必要がある」と述べた上で、「毎回の金融政策決定会合において、しっかりと議論してまいりたい」と発言。相場への影響は限定的。
・TOPIXは0.09%高の4114.70ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆2745億4900万円。
・東証33業種では、非鉄金属、鉱業、電気機器など12業種が値上がり。海運、その他製品、医薬品など21業種は値下がり。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが650銘柄(41%)、値下がりは841銘柄(54%)、変わらずは64銘柄(4%)。
<岡三証券 シニアストラテジスト 大下莉奈氏>
「エヌビディア決算は良好だったが、朝方韓国株が一時軟化するなど外部環境面から半導体株の上値が重くなったようだ。ジャクソンホール会議前の様子見も影響している可能性がある」
「半導体株は伸び悩んだが、ソフトウェア関連やDX関連はしっかりで、物色の一極集中が緩和されている印象」
「日経平均は6万6000円―6万8000円が売買代金の多いゾーンで、目先はボックス圏の動きを想定。企業業績は堅調で地合いは悪くないため、どんどん水準を切り下げる展開にはならないとみる」