[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア統計局が27日発表した7月の家計支出は3カ月連続で増加した。消費者がレジャーや食品、健康関連への支出を増やしたためで、借り入れコストの上昇に直面する中でも需要が底堅く推移していることが示された。

堅調な指標は前日発表の高めのインフレ統計に加わる形となり、市場では豪準備銀行(RBA、中央銀行)が来月利上げに動く確率がほぼ五分五分(47%)に高まり、12月までの利上げは完全に織り込まれた。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのエコノミスト、ハリー・マコーリー氏は「家計支出の力強さの持続はRBAにとって懸念材料になるだろう」と指摘。「本日の力強い支出の伸びと、前日の根強い基調インフレ指標は、ムードを改善させるものにはほとんどならないだろう」と述べた。

7月の家計支出指標(MHSI)は前月比1.1%増の823億4000万豪ドル(591億3000万米ドル)。6月に1.0%の堅調な伸びを記録したことから、アナリストは減速を予想していた。

前年同月比の伸びは7%に加速し、2023年6月以来のペースとなった。

RBAはインフレ抑制のため今年これまでに3回の利上げを実施し、政策金利を4.35%まで引き上げた。2025年に実施した金融緩和を完全に巻き戻した形。インフレリスクが顕在化すれば一段の利上げもあり得ると警告している。

金利上昇が住宅市場を冷え込ませる中、政策当局は住宅価格の下落が資産効果を通じて個人消費を抑制するかどうかを注視している。ただ現時点では、消費の急激な鈍化を示す兆候は出ていない。

豪主要4行のうち3行は現在、RBAが年内にさらにもう1回利上げに動くと予想しており、これまでの据え置き予想を撤回した。

家計支出統計によると、レクリエーション・文化関連の支出は1.5%増加。ギャンブル、大規模スポーツイベント、映画鑑賞への支出増加が押し上げた。

衣料品・履物への支出は1.6%増、家具・家庭用品は0.4%と小幅な伸びだった。

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