[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。 米財務省が19日、期間が長めの名目利付債を対象とした流動性支援の買い入れオペの規模を倍増すると発表したことが背景。
ユーロは対ドルで0.78%高の1ユーロ=1.16640ドルとなり、2カ月半ぶりの高値を付けた。
英ポンドは対ドルで0.48%高の1.3597ドルとなり、5月11日以来の高値に上昇した。
Monex USAのトレーディング担当ディレクター、フアン・ペレス氏は、今回の発表は拡張的な金融政策と市場でのドル供給量の増加を示唆しており、これがドル安を招いていると指摘。「ドル安になるのは理にかなっている。連邦準備理事会(FRB)の情報発信が不十分であることや、中東情勢の緊張緩和に進展がないなど、ほかにもドルにとってマイナスな材料が重なっている」と語った。
ドイツ銀行のアナリスト、ジョージ・サラベロス氏は「財務省は、より多くの短期国債(Tビル)を発行する必要が出てくるだろう。金融環境が緩和されるならば、FRBはそれを打ち消すために引き締めを行う必要が出てくると言える。ウォーシュ議長が今回の買い戻しを金融環境緩和の要因として認識しなければ、それはドルにとってさらなる下押し要因になると受け止める」と述べた。
ドルは対スイスフランで1.65%安の0.7992フランとなり、6月中旬以来の安値を付けた。
円は0.70%上昇して1ドル=158.48円となり、市場が注視する160円の水準から離れた。
主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数は0.72%安の98.93となり、5月下旬以来の安値を付けた。
ドル/円 NY午後3時 158.31/158.34
始値 159.09
高値 159.18
安値 158.05
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1673/1.1674
始値 1.1606
高値 1.1677
安値 1.1600