Steve Holland Jacob Bogage

[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と年内に会談する意向を表明した。また、北朝鮮は「非常に強力な」核兵器を57発保有しているとも述べた。

トランプ大統領はこれより先、韓国軍との合同演習を短縮するよう国防総省(ペンタゴン)当局者に指示。これを受けて米韓は19日、毎年恒例の合同軍事演習の期間を当初予定の11日間から5日間に短縮し、一部の野外訓練も縮小すると発表した。

トランプ氏は、今年後半に金正恩氏と会談する予定があるかという記者団からの質問に対し「会談する予定だ」と応じた。

さらに「私は金正恩氏をよく知っている。賢明な大統領がいる限り、彼は問題を起こさないだろう」と語った。その上で「私が彼とうまくやっているという事実は、悪いことではなく良いことだ。彼は非常に強力な核兵器を57発持っている」と述べ、「(保有を)決して許すべきではなかった。私が大統領だったら許さなかっただろう。だが彼は手にしてしまった」と続けた。

北朝鮮が保有する核兵器の数については、長年にわたり専門家の間で推計に幅がある。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は6月、北朝鮮が「およそ60発の核弾頭を組み立てた可能性があり、少なくともさらに30発を製造できるだけの核分裂性物質を保有している」との推計を示した。

トランプ氏は16日に、金総書記との「非常に良好な関係」を理由に年次演習への米国の参加を「大幅に縮小」するよう指示。ソーシャルメディアへの投稿で、演習が北朝鮮に送るメッセージは「完全に不適切かつ敵対的だ。ドナルド・J・トランプが大統領でいる限り、(北朝鮮は米国にとって)脅威とならず、敬意を払ってきた国だ」と記していた。

トランプ氏の第1次政権時、金総書記はトランプ氏を「精神的に錯乱した老いぼれ」と呼び、自らの机の上に「核のボタン」があると威嚇した。両首脳の関係は、2018年と19年の直接会談後に冷え込んだ。会談には、南北の非武装地帯(DMZ)での短時間の対面も含まれ、この時トランプ氏は現職の米大統領として初めて北朝鮮の領土に足を踏み入れた。

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