子供の頃、私は毎日のようにテレビの前に座り、日本のアニメを夢中になって見ていた。特に『キャプテン翼』は私にとって単なるサッカーアニメではなかった。
主人公の大空翼が世界へ挑戦する姿を見て、「いつか自分も海外へ行きたい」と自然に思うようになった。後に日本へ来て、日本のコンテンツ産業に関わる仕事をすることになるのだから、不思議な縁を感じる。
1980〜90年代のサウジアラビア、そしてアラブ世界では、日本アニメは特別な存在だった。当時は国営放送が中心で、多くの家庭が同じ番組を見ていた。
『UFOロボ グレンダイザー』や『キャプテン翼』の放送時間になると街から子供たちの姿が消え、家族がテレビの前に集まった。翌日には学校でその話題で持ち切りになったものだ。
特に『グレンダイザー』は圧倒的な人気を誇り、当時アラブ諸国では視聴率が80%近くに達したとされる。
『キャプテン翼』はサッカー文化に大きな影響を与えた。サッカー関係者や元選手の中にも、「子供の頃に『キャプテン翼』を見てサッカーを始めた」と語る人は少なくない。
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