[ベルリン 18日 ロイター] - 欧州経済研​究センター(ZEW)が18日発表した8月のドイツ景気期待指数は34.2で、前月の26.3から上昇した。ロイターがまとめたアナリスト予想の30.0も上回った。

良好な四半期決算と輸出受注が、高いエネルギー価格や輸送の混乱による影響を相殺した。

ZEWのアヒム・ワムバッハ所長は「良好な四半期決算と足元の輸出好調を受け、期待指数の上昇基調が8月に一段と定着した」と指摘した。

さらに、連邦政府によるインフラ投資も下支え要因になっているとの見方を示した。一方、ライン川の水位が過去最低水準まで低下していることは、経済活動にとって差し迫ったリスクだとも述べた。

ドイツの化学メーカーや電力会社、鉄鋼メーカー、農産物取引業者は、過去最低の水位を理由にコスト増や減産を警告している。

現況指数は、7月のマイナス77.6からマイナス61.1に改善、こちらも予想を上回った。

調査は、185人のアナリストや機関投資家を対象に、8月10─17日に実施された。

ヘラバ・リサーチのエコノミスト、ウルリッヒ・ウォルトベルク氏は、ZEWの調査は景況感の回復が続いていることを反映していると指摘。「欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測を支える内容だ」と述べた。

イラン戦争を受けた原油・天然ガス価格の上昇でドイツの景気回復は鈍化。経済省は4月、2026年と27年の成長率見通しを引き下げた。ただ同省は先週、前向きな勢いが表れつつあり、海外の買い手がドイツのエネルギー多消費型メーカーに発注していると指摘した。これらメーカーは、アジアの競合企業が中東の戦争に絡むコストでさらに大きな打撃を受ける中、優位性を得たという。

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