[ミラノ 17日 ロイター] - イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは、同社初の電気自動車(EV)「‌ルーチェ」の特別モデル「シャシー0」を慈善オークションにかけ、4000万ドル(約64億円)で売却したと発表した。収益金は若者を支援するための教育プロジェクトに充てる。

落札したのは米国の光学レンズ技術メーカー「ブレイン・パワー」の創業者で、フェラーリのコレクターである富豪投資家ハーバート・A・ワートハイム氏。オークションは米カリフォルニア州の自動車イベント「モントレー・カーウィーク」で実施された。

シャシー0はフェラーリのテーラーメイド部門とデザインセンターが手がけた、世界に一台のモデル。

フェラーリは5月にルーチェを発表したが、伝統的な内燃エンジンやデザインからの逸脱ぶりが愛好家の間やSNS上で激しい議論や批判を巻き起こした。ルーチェの価格は55万ユーロ(63万8400ドル)で、4ドア5人乗り。

このためルーチェが富裕顧客に受け入れられるか疑問視する声も上がったが、同社は先月、受注状況について「非常に満足している」と表明した。

同社は16日、シャシー0の落札価格は、オークションで売却された新車としての世界記録を樹立したと発表した。

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