[17日 ロイター] - インドから運ばれた少なくともタンカー1隻分のガソリンがロシアの国内市場に入ったことが、業界関係者3人の話とLSEGの船舶航行データから分かった。
ロシアはウクライナによる製油所への度重なる攻撃で燃料不足や価格高騰が発生しており、政府はベラルーシやカザフスタンから鉄道を使ってガソリンを輸入したり、燃料の輸出を禁止するなど、対策を講じている。
ロシアのノバク副首相は7月、国内市場の安定化を支援するため、石油製品の輸入を開始すると述べていた。
関係筋によると、インドのバディナール港で積み荷したタンカー「アグニ」がエジプトのポートサイド沖で、オマーン船籍のタンカーへ約6万8000トンのガソリンを瀬取り(STS)方式で移送した。
LSEGのデータによると、このタンカーは8月初めにロシア北極圏のビチノ港で貨物を陸揚げした。関係筋によると、ガソリンは同港で積み替えられ、鉄道でロシア国内のバイヤーに運ばれており、すでに出荷も始まっているという。
関係筋によると、インドの製油会社ナヤラ・エナジーが生産したガソリンがロシア向けに販売されたこともあるという。
LSEGのデータによると、今後2週間以内に、インドからさらに少なくともタンカー2隻分のガソリンがロシアの港に到着する見通し。