Melanie Burton Sameer Manekar

[18日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループが18日発表した通期(2025年7月─26年6月)決算は利益が市場予想を上回り、年間配当は4年ぶりの高水準となった。記録的な銅価格が業績をけん引し、銅事業が鉄鉱石を上回る最大の収益源としての地位を固めた。

7月に就任したブランドン・クレイグ最高経営責任者(CEO)は、35年までに同社の銅生産量を最大40%押し上げる可能性のあるプロジェクトパイプラインを強調した。

「銅、鉄、原料炭、カリは世界の発展に不可欠だ。だからこそ、われわれはできる限り迅速にこれらのコモディティー(商品)を市場に供給しようとしている」と記者団に述べた。

基礎的帰属利益は132億ドルで、ビジブル・アルファがまとめた予想(126億6000万ドル)を上回った。

期末配当は1株当たり0.99ドルとし、これにより年間配当は同1.72ドルと、4年ぶりの高水準となった。

同社株は一時4.2%上昇し、2カ月ぶりの高値を付けた。

銅価格は今年、人工知能(AI)向けデータセンターの急速な建設拡大や世界的なクリーンエネルギーへの移行を背景に、1トン当たり1万4000ドルを超える過去最高値に上昇した。これを受け、資源各社の間では質の高い銅資産を確保する競争が激化している。

クレイグ氏は、BHPは常に市場機会をうかがっているが、銅資産の買収コストは自ら開発する場合の約5倍に上ると指摘した。

銅事業の通期営業利益は181億9000万ドルと、鉄鉱石の145億3000万ドルを上回り、同社最大の収益源となった。

BHPは銅需要が今年の3400万トンから、50年には年間5000万トン超に拡大すると予想している。

西オーストラリア州の鉄鉱石事業は営業利益が前年比2%増の146億7000万ドルと、ビジブル・アルファがまとめた予想(147億5000万ドル)とほぼ一致した。

同事業は労働争議による課題に直面しているが、クレイグ氏はポートヘッドランドでの大規模ストライキの動きについて、18日も交渉が続いており、悪影響は見込んでいないと述べた。

同氏はBHPがクイーンズランド州の原料炭事業について今後1─5年で売却を視野に見直す可能性があるとの一部報道を否定した。想定通りに市場が展開すれば、これらの資産はポートフォリオの重要な一部になるだろうと述べた。

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