[ドバイ 17日 ロイター] - サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」が17日発表した2025年年次報告書によると、25年の総株主還元率は5.8%となり、24年の7.2%から低下した。
25年の収益は前年比9%増の1200億ドル、純利益は2倍超の170億ドルとなった。運用資産残高(AUM)は3兆3960億レアル(9045億4000万ドル)で、24年の3兆4340億レアルから減少した。
25年のAUMのうち国内投資が76%を占め、海外投資が20%、財務が4%となった。
PIFは25年の株主還元について「市場全般の状況に加え、PIFが経済変革を進めるために長期的な国内投資を続けた結果だ」と説明。出資先企業からの配当金の増加や金融投資も株主還元を「押し上げた」とコメントした。
PIFはサウジの脱石油改革「ビジョン2030」で中核的な役割を果たし、石油収入への依存度を減らすために物流や観光、鉱業、ハイテクなどの分野に投資をしている。