間違い3. 冷蔵庫に入れておけば菌が増えないと信じ込む

冷蔵庫に入れたからといって菌が死ぬわけではないとワグナーは言う。

「冷蔵は菌の増殖スピードを遅らせるだけで、すでに存在する菌の増殖を止めたり、死滅させたりはできない。リステリアのように、低温でも増殖を続ける有害な菌もある」

見た目には傷んでいる様子がまったくなく、冷蔵庫で適切に保存されていたハムなどの加工肉や残り物を食べただけで、入院する羽目になったクライアントもいるという。

間違い4. 残り物をしっかり温めず「ぬるい」程度で食べてしまう

残り物は、単に温かく感じる程度ではなく、内部を一定の温度まで加熱する必要があるとワグナーは言う。

「『ぬるい』のと『アツアツ』なのはまったく別物だ。残り物は全体を適切な温度まで温めなければならない」とワグナーは強調する。「目安となる温度は約74度だ。一か八かの賭けに出るのではなく、食品用温度計できちんと測るのが確実だ」

ウェルシュ菌は年間およそ100万人の食中毒を引き起こしており、11月下旬から12月にかけてピークを迎えるという。

汚染された食品を口にしてから実際に発症するまでに時間差があることも、原因の特定を難しくしている要因だ。

「症状が出るまで1週間かかることもある。そうなると、食卓に並んでいたどの料理や食材が原因だったのかを突き止めるのは困難だ」とワグナーは述べる。

この1週間のタイムラグこそが、最も恐ろしいとワグナーは言う。「何日もかけて原因を探ろうと直近数日間の食事を振り返るクライアントをたくさん見てきたが、1週間も前に口にした食品が真の原因だったというケースは珍しくない」

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