William Schomberg
[ロンドン 15日 ロイター] - バーナム英首相は15日、盗用疑惑を指摘されていたケンブリッジ大学の黒人教授が死亡したことを受け、その経緯を熟考すべきだと呼びかけた。この問題では大学とメディアに対する批判が高まっている。
メディアに頻繁に登場していた社会学者のジェイソン・アーデイ教授(41)は、大学を辞職後の14日、死亡しているのが見つかった。警察は事件性はないとしている。
バーナム氏は放送各社に、「あまりに多くの面で悲劇だ。ジェイソンの家族、友人は言うまでもなく、特に彼を知る全ての人にとって」と述べた。
その上で「拙速に判断を下す時ではない。どうしてこうなったのかを熟考する時だと言いたい」と述べた。
アーデイ氏は5日、ケンブリッジ大の元研究者から博士論文における盗用を指摘されて辞職した。同氏は疑惑を否定したが、誤りがあったと認めていた。
また、自閉症を抱えた子ども時代の苦労話や、35日間で30回のマラソンを走ったとの主張を含むスポーツ面での実績に関する主張も疑問視されている。
遺族は14日、アーデイ氏が誤情報とハラスメントの被害者だったと述べた。
ケンブリッジ大は今週、アーデイ氏が死亡する前に、同氏の採用経緯と学術研究の内容を調査すると表明していた。