[北京 17日 ロイター] - 改革・開放を推進し中国を経済大国に押し上げた故江沢民元国家主席(共産党総書記)の生誕100年の記念大会が北京の人民大会堂で17日、開かれた。習近平国家主席は演説で、現共産党指導部は江氏の政治的・思想的プロジェクトの延長線上にあると位置づけ、党に対し江氏の遺志を受け継ぐよう呼びかけた。

2022年に96歳で死去した江氏は、1989年の天安門事件後の10年間に急速な経済成長を達成した。奇しくも国の運営で江氏の「伴走者」だった朱鎔基元首相が先週死去し、18日に葬儀が予定されている。

江氏と朱氏の下で、中国は痛みを伴う改革を断行した。赤字を垂れ流す国有企業を閉鎖し、古い住宅制度を解体して商業用不動産市場への移行を促進し、90年代後半のアジア通貨危機を乗り切り、2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟した。

習氏は現在、米国や欧州との貿易摩擦、台湾を巡る緊張、経済成長の鈍化、人口減少・高齢化という課題を抱えている。

17日の演説で、「今後の新たな道のりにおいて、われわれは潜在的な危険に対する警戒感を高めなければならない」と述べ、「不屈の闘争精神と卓越した闘争技術をもって、強風や急流、さらには猛烈な嵐によってもたらされる重大な試練に主体的に立ち向かわなければならない」と述べた。

記念大会に先立ち、国営テレビは江氏の生涯と功績をたどる全12回のドキュメンタリー番組をゴールデンタイムに放送した。

また中国人民銀行(中央銀行)は先週、江氏の肖像をあしらった記念硬貨のセットを今月発行する計画を発表した。

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