[ブダペスト 15日 ロイター] - ハンガリーのマジャル首相は、歴史的な干ばつでドナウ川の水位が低下していることを受け、同河川から冷却水を取水するパクシュ原子力発電所で稼働する原子炉1基の停止を回避するため、当局が2隻のはしけを沈めて水位を引き上げると明らかにした。

同原発はドナウ川の記録的低水位を受け、稼働率が発電能力の約25%に低下している。

マジャル氏はフェイスブックへの投稿で、現在の予想では17日早朝までに水位が危機的な水準まで低下し、その時点で稼働中の2基のうち1基を停止せざるを得なくなると説明。「ドナウ川の水位は下がっている。はしけの制御沈下を間もなく始める」と述べた。

政府は12日、水流を管理するため河床に川底を横断するダム状の水中構造物を建設すると発表した。完成には数週間かかるという。また、短期的な水位引き上げ策として、はしけ2隻を沈めることも表明していた。

隣国ルーマニアは13日、ドナウ川の水位低下を受けて、稼働していた最後の原子炉を停止した。

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