[北京 15日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は、自然災害の予防と軽減、対応力向上を進めるように指示した。中国では西部甘粛省で7月に鉄砲水による土砂崩れで25人が死亡し、南西部・重慶市では大規模な土砂崩れで51人が犠牲となるなど自然災害による被害が相次いでいる。
15日発行された中国共産党の機関誌「求是」が、中国共産党中央政治局が4月28日開いた会議での発言を掲載した。
習氏は「地球温暖化が進むにつれて豪雨や洪水、台風、干ばつなどの異常気象や災害が著しく増加しており、それらの破壊的な影響も深刻化している」と指摘。対策として災害発生前の予防への転換、監視と早期警報システムの強化、中国北部での治水・排水インフラの不備を解消するための取り組みを進めるように促した。
習氏は「さまざまな自然災害に対する予防・対応の能力とレベルの向上を続け、国民の生命と財産、そして社会の安定を効果的に守っていく」と強調。災害リスクが経済、エネルギー、食料、社会保障の分野に波及することを許してはならないとし、救助活動では人工知能(AI)やドローン(無人機)、衛星リモートセンシングなどの技術を活用するように求めた。