Scott Murdoch
[シドニー 17日 ロイター] - 米アルファベットが同社初の豪ドル建て社債発行に向けて投資銀行を起用したことが分かった。主幹事の1社が送付したメッセージをロイターが17日に確認した。
同メッセージによると、アルファベットは償還期間が3年、5年、10年、20年の債券発行を検討している。調達規模や資金の使途については触れていない。
メッセージによると、3年債と5年債は固定金利もしくは変動金利で発行される可能性がある一方、10年債と20年債は固定金利で発行される見通しだ。
アルファベットは6月に約850億ドルの増資を実施し、8月にはドル建て社債で250億ドルを調達した。
世界のハイテク企業は従来、潤沢な手元資金で投資を賄うのが通例だったが、巨額のAI(人工知能)関連支出を賄うため、資本市場への依存を強めている。
発行規模の大きい企業の間では、ドル建て債券への依存を分散する狙いから、現地通貨建て債券の人気が高まっている。
LSEGが7月下旬までの国際発行案件を集計したデータによると、海外発行体による豪ドル建て「カンガルー債」の発行額は今年これまでに約600億豪ドル(420億米ドル)と過去最高に達し、前年比で約40%増加した。
主幹事のメッセージによると、今回のアルファベットの案件ではANZ、ドイツ銀行、RBCキャピタル・マーケッツ、TDセキュリティーズが共同主幹事を務める。