[14日 ロイター] - フィッチは14日、英国のソブリン信用格付けを「AAマイナス」に据え置いた。見通しは「安定的」。
フィッチは報告書で「英国の格付けは、高所得で規模が大きく、多様で柔軟性のある経済、信頼性の高いマクロ経済政策の枠組み、厚みのある資本市場と国際的な準備通貨としてのポンドの地位に支えられた資金調達の柔軟性によって支えられている」と指摘した。
6月の英国内総生産(GDP)は前月比0.3%増となり、予想外のプラスとなった。イラン情勢によるエネルギー価格の高騰が一時的に落ち着き、サッカーワールドカップ(W杯)の開幕や猛暑も相まって企業活動が押し上げられた。
こうした堅調な数値は、7月に就任したバーナム首相にとって一定の追い風となる。ただ、財政規律を巡る懸念や、イラン戦争の影響など、依然として多くの課題に直面している。
フィッチは「与党労働党内での基盤強化と支持率の上昇は、今議会の残り任期における政治的な安定に寄与するはずだ」と分析した。