Julia Payne Kate Abnett

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 米国は14日、欧州連合(EU)に対し、グローバルサプライチェーンの環境・社会的影響に関する責任を大企業に課すEUの法律を緩和するよう求め、EUはこうした措置が米EU間の貿易を阻害しないと約束していたと主張した。

プッツダー駐EU米国大使はXへの投稿で、EUは、2025年7月にスコットランドのターンベリーで行われたトランプ大統領との貿易交渉で交わした非関税障壁に対処するという約束を守るべきだと指摘。「今こそEUが約束を果たす時だ。枠組み合意に基づき、EUは企業サステナビリティデューデリジェンス指令(CSDDD)と企業サステナビリティ報告指令(CSRD)が『大西洋を挟んだ貿易に不当な制限を課さないことを確実にする』と約束した」と述べた。

欧州委員会報道官は、EUと米国は関税および非関税の問題について引き続き協議していると述べた。EUは非関税問題に関連する規則を説明した上で、可能な範囲で貿易拡大に向けて米国と協力する意向を強調しているとした。

EUは過去1年間に、米政府が批判してきた政策のうち、森林破壊防止規則やメタン排出規則など一部を既に緩和している。EU側の立場に詳しい複数の情報筋は、EUはこれらの措置に関しさらなる譲歩を計画していないと述べた。

協議に詳しい3人の情報筋によると、ターンベリーで結ばれた合意のうち非関税分野を扱う共同声明が秋にも発表される見込みだという。

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