[北京 14日 ロイター] - 中国国防省は14日、台湾が先週から実施している軍事演習「漢光」について、「戦争のパニックをあおる」「無駄な茶番」と指摘した。演習について中国政府が公式コメントを出すのは初めて。
中国政府の領有権主張を拒否する民主主義体制の台湾は、中国が台湾周辺で軍事的プレゼンスを強める中、先週から演習を開始した。
演習は5日から10日間の予定で始まった。中国軍の上陸、海上封鎖などさまざまなシナリオを想定した訓練を実施している。
中国国防省の報道官は声明で、「いわゆる『漢光演習』は常にポーズであり、無駄な茶番劇だ」と指摘。「(台湾)民進党当局は、無謀にも戦争のパニックをあおり、都市を戦場に変え、一般市民を前線に押しやる動きを加速させている」と述べた。
中国人民解放軍は高度な警戒態勢を維持し、万全の準備を整えており、「分離主義と外部からの干渉に対抗する」ために実戦能力を継続的に強化しているとし、「これこそが、国家の主権と領土保全を守り、台湾海峡の平和と安定を維持するための確固たる切り札であることに変わりはない」と述べた。