Noriyuki Hirata
[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸し、前営業日比0.59%(405円21銭)高の6万8713円80銭で取引を終えた。前日の米株高を支えに買いが優勢となり、取引時間中に一時6万9000円を1カ月ぶりに回復した。一方、週末要因に加え、節目の7万円に接近する中、高値警戒による利益確定売りが上値を抑えた。TOPIXは連日で最高値を更新し、取引時間中には一時、初めて4200ポイントをつけた。
日経平均は買いが先行し、一時1.9%(1299円)高の6万9608円に上昇した。ソフトバンクグループやアドバンテストといった人工知能(AI)・半導体関連株の一角がけん引役となった。
IR説明会が好感された米サンディスクの急伸につれ高となったキオクシアホールディングスも指数の押し上げに寄与した。市場では「決算内容を踏まえ、増益モメンタムの強いところを中心に買われた」(アセットマネジメントOne浅岡均チーフストラテジスト)との声が聞かれた。
一方、週末でもあり、日経平均は買い一巡後は利益確定売りに押され、午後にかけて徐々に上げ幅を削った。日経平均を牽引するAI・半導体関連株は「銘柄ごとにボラティリティー(値動きの大きさ)を伴いながらの上昇で、一本調子に上がるかはわからない」(浅岡氏)との見方もあった。
日銀による早期利上げの観測がくすぶり円金利が上昇する中、銀行株はさえなかった。株式市場での織り込みは進んだとの見方が出ており、AI株が下落した局面で退避していた資金が巻き戻したとの観測も聞かれた。
TOPIXは0.51%高の4197.2ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.5%高の2164.76ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆3156億3900万円だった。東証33業種では、値上がりはその他製品や海運、鉱業など19業種、値下がりは医薬品や証券、サービスなど14業種。
決算などを手掛かりにした個別銘柄の物色も活発。初の配当実施を発表したメドレーは年初来高値を更新。年間配当予想を前期の10倍超に引き上げたネクソンはストップ高比例配分となった。アサヒグループホールディングスやアシックスなど場中に決算を発表した銘柄が急騰する場面もあった。
一方、東京エレクトロンは同業の米半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズの決算後の株安が嫌気され、さえなかった。業績予想を下方修正したトレンドマイクロはストップ安だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が反発し、2.01%高の758.00ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1124銘柄(72%)、値下がりは401銘柄(25%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 68713.80 405.21 68811.17 68,471.15
─69,608.2
4
TOPIX 4197.20 21.16 4181.44 4,177.03─
4,220.31
プライム指数 2164.76 10.81 2154.66 2,154.66─
2,176.55
スタンダード指数 1687.10 4.87 1683.92 1,682.76─
1,689.98
グロース指数 970.69 17.67 952.62 952.40─97
6.80
グロース250指数 758.00 14.9 742.86 742.69─76
3.27
東証出来高(万株) 244922 東証売買代金(億円) 103156.39