[東京 14日 ロイター] - 米シティグループとJPモルガン・チェースは14日、日米関税交渉に伴い両国が合意した5500億ドル(約88兆円)の対米投融資に、資金の貸し手として参画すると発表した。日本の政府系金融機関の国際協力銀行(JBIC)とともに計46億1000万ドルを協調融資する。多額の融資に伴うドル調達が日本側の課題だった。
対象はペンシルベニア州とテキサス州でそれぞれ計画する天然ガス発電プロジェクト。ペンシルベニアに23億9700万ドル、テキサスに22億1300万ドルを充て、両プロジェクトの初回投資に対応する。
民間金融機関であるシティとJPモルガンの融資には、日本貿易保険(NEXI)の保険が付く。
対米投融資は日米両政府が昨年7月に合意した枠組み。エネルギーや重要鉱物などのプロジェクトに、日本から米へ最大5500億ドル規模の投融資や融資保証を提供する。投融資額の約3分の1をJBICが出し、残りを三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループが協調融資することとした。
巨額のドル建て融資が日本のメガ3行の課題で、ロイターは7月、ドルを潤沢に調達・供給できるJPモルガンなど米銀が資金の貸し手として参画する方向で調整が進んでいると報じていた。