Anuja Bharat Mistry
[13日 ロイター] - 「コーチ」などのブランドを展開する米タペストリーが13日発表した第4・四半期(4-6月)決算は、売上高が前年同期比8.9%増の18億8000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均と一致した。調整後1株利益は1.32ドルで、アナリスト予想の1.28ドルを上回った。
為替変動の影響を除外した「ケイト・スペード」の売上高は同7%減少する一方、コーチの売上高は同14%増加した。
タペストリーは地域別では、北米売上高が同7%増えたが、前年同期の8%増や前期の約20%増から鈍化した。中国の売上高は前年同期比28%、欧州は同19%それぞれ増加した。
タペストリーは通期売上高予想を84億-85億ドルとし、中間値はアナリスト予想の84億6000万ドルを小幅に下回った。ケイト・スペードの不振が続いていることと、北米市場における慎重な消費を浮き彫りにしている。
通期調整後1株利益は7.80-7.90ドルを見込み、その中間値はアナリスト予想の7.84ドルを上回った。
ケイト・スペードは先月、商品デザインとビジュアルアイデンティティーの改善を含む業績回復計画の一環として、スコットランド出身のファッションデザイナー、ジョナサン・サンダース氏をクリエイティブディレクターに起用した。
一方コーチは規模を縮小しつつも的を絞ったキャンペーンを通じて若い顧客層の支持を獲得し、これが市場シェアの拡大に寄与している。主力ハンドバッグ「タビー」や「ベルテッドエルゴ」などの新しいコレクションも成長をけん引する一因となっている。
調査会社グローバルデータのマネジング・ディレクター、ニール・サンダース氏は、ケイト・スペードが苦戦していることから投資家の目はコーチに集中しており、業績見通しにはやや失望していると指摘した。