Fumiya Mizuno
[東京 12日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅続伸し、前営業日比0.1%(69円96銭)高の6万7040円18銭となった。米消費者物価指数(CPI)の公表を控えているほか、中東情勢をめぐる楽観論の後退から、前日の米国株式市場が軟化したことなどを受け、模様眺めムードが強まり、全体的に終始小動きとなった。そうした中で、AI(人工知能)・半導体関連株の一角や、好業績銘柄が物色されている。
・前営業日比で一時0.26%(174円14銭)高の6万7144円36銭に上昇する一方、同0.35%(234円46銭)安の6万6735円76銭に下落。値幅は408円60銭。
・米利上げに関する思惑が交錯する中で、CPIを注視したいとのムードが強い。加えて、日本は旧盆休みが意識されているため、全般的に見送りムード。
・キオクシアHDなどAI・半導体関連株の一角が堅調。
・リクルートHDが連日で最高値を更新、レゾナックHDが上伸するなど、先に好決算を発表した銘柄の堅調な動きが目立つが、サンリオはさえない。
・TOPIXは0.34%高の4114.41ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆5481億5200万円。
・東証33業種では、値上がりは輸送用機器やゴム製品、サービスなど25業種、値下がりは非鉄金属やガラス・土石製品、電気機器など8業種。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが814銘柄(52%)、値下がりは706銘柄(45%)、変わらずは34銘柄(2%)。
<野村証券 投資情報部ストラテジスト 秋山渉氏>
「今後の米金利動向を左右するCPIの発表を控えているために、身動きが取りにくい。中東情勢が不透明なことも上値を重くする」
「物色されているAI・半導体関連株にしても、米国で資金循環的な動きがあるとの疑問が生じていることが気がかりだ」
「インフレ懸念が残るものの、一部の半導体関連株、好決算銘柄が下値を支える格好となっている」