Ishaan Arora
[11日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、約1週間ぶりの高値付近で小動き。トランプ米大統領が米国が被った損害への賠償をイランに要求し、米国とイランの戦争終結とホルムズ海峡再開に向けた合意への期待が後退している。
0405GMT(日本時間午後1時05分)時点で、北海ブレント先物は0.10ドル(0.11%)安の1バレル=87.62ドル、米WTI先物は0.05ドル(0.06%)安の82.08ドル。
トランプ氏は10日、イランが米国とイスラエルの攻撃によって被った損害に対する賠償を求めているという情報を聞いたとし、自身も「イランが殺害し、重傷を負わせた全ての人々」に対する賠償を要求すると表明した。
その後、米国がホルムズ海峡を掌握しているとし、ホルムズ海峡全域からイランが仕掛けた機雷を全て除去したと語った。
これを受け、原油先物は10日には5%上昇し、7月31日以来の高値を付けた。
KCMトレードのチーフ市場アナリスト、ティム・ウォーターラー氏は「米国とイランの間には、実際にどのような合意になるかを巡り隔たりがあるようだ」と指摘。
「その結果、先週高まった楽観論の一部が後退し、原油価格は明らかに買い優勢の基調となっている」と述べた。
英バークレイズのアナリストは10日のリポートで、8月7日までの週にホルムズ海峡を通過した原油・石油製品の純輸出量が日量平均300万バレルと、前週の日量440万バレルから減少したと指摘した。