Stella Qiu Wayne Cole

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は11日、政策金利を4.35%に据え置いた。今年実施した3回の利上げで金融環境は引き締まり、経済は想定通り減速していると指摘した。ただし、国内の経済およびインフレの見通しにはなお不透明感が高く、中東情勢も不確実だとし、インフレ率を目標の2─3%の範囲に収めるために必要であれば追加利上げに踏み切る可能性もあると警告した。

据え置きは2会合連続で市場の予想通りだった。

豪中銀は声明で「理事会は引き続き、高インフレの定着を防ぐことに注力している」とし、「これを達成するためには、総需要の伸びを抑え、生産能力への圧力を軽減し、インフレ率を目標に戻す必要がある」と述べた。

豪中銀は、エネルギー価格高騰に伴うインフレ圧力に対応し、2月以降、政策金利を計75ベーシスポイント(bp)引き上げた。市場は、第2・四半期のインフレ率が予想を下回ったこと、そして住宅市場が政策当局者の予想以上に鈍化したことから、金利据え置きを予想していた。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アビジット・スーリヤ氏はリポートで、「理事会はインフレについて引き続き強気な姿勢を示したが、われわれは今回の局面で再び利上げに踏み切ることはないとみている」とし、「中銀が政策を現在の制約的な水準で維持すると仮定すれば、生産能力への圧力はいずれ本格的に緩和するはずだ」と述べた。

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