Alex Lawler

[ロンドン 10日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の産油量が7月に一段と増加したことが、ロイターの調査で分かった。湾岸の加盟国が、イラン戦争とホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けて停止していた供給を再開させたことが背景。

調査によると、OPEC加盟11カ国の産油量は前月比日量117万バレル増の日量1985万バレルとなった。

ロイターの調査で少なくとも2000年以降で最低水準となった5月からの回復基調が続いた。5月の水準は、新型コロナウイルス禍で需要が急減した際の生産量も大幅に下回っていた。

これらの数値には、5月1日にOPECを脱退したアラブ首長国連邦(UAE)は含まれない。

調査によると、増加幅が最も大きかったのはイラクで、クウェートが続いた。イランも輸出を拡大したが、米国が7月中旬にイランの港湾封鎖を再開したことで、出荷は再び鈍化した。サウジアラビアの供給はわずかに減少した。

イラン戦争の影響を受けていないリビアも増産した。

OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のうち7カ国は、7月の増産で合意していたが、中東紛争によりそれが不可能となった。

ロイターの調査は、金融情報会社LSEGのデータやケプラーなど他社からの情報、石油会社、OPEC、コンサルティング企業の関係者からの提供情報に基づいている。

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