Yantoultra Ngui Rae Wee
[シンガポール 11日 ロイター] - JPモルガン・チェースは、アジア太平洋地域の法人金融事業の業績好調を受けて、同地域での2027年の採用を今年並みのペースで進める方針だ。法人金融のアジア太平洋地域共同責任者採用を継続する方針だ。同部門の地域責任者オリバー・ブリンクマン氏とカーウィン・クレイトン氏がロイターに明らかにした。
アジア太平洋の法人金融部門は今年、収入が20%を大きく上回るペースで拡大している。ブリンクマン、クレイトン両氏によると、同部門は25年に20%増員し、今年も約15%の増員を予定する。
採用の対象となるのは、中堅・大企業、イノベーション・エコノミー、金融機関、ノンバンク(非銀行系金融機関)を担当するチーム。
クレイトン氏は「27年も同程度のペースで採用を継続する方針だ」と述べた。「われわれの事業全体に及ぶ。地域によって異なるが、多くの国が対象だ」と語った。
アジア企業の海外進出や、人工知能(AI)、データセンター、サプライチェーン(供給網)への投資拡大が追い風となり、アジア太平洋地域の法人金融事業は年初来で20%を超える成長を遂げている。
ブリンクマン氏は「今年は一段と好調だ」と指摘。「アジア太平洋地域(APAC)全体、そして全セクターにわたり20%を大きく上回っている」と語った。
両氏によると、台湾、韓国、中国、オーストラリアなどの市場ではこの成長率を上回っている。
東南アジアは20%以上伸びている。マレーシアは海外からAIとデータセンターに関連する投資を受けており、シンガポールは地域の連結役およびハブ(拠点)として機能している。
ブリンクマン氏は「データセンターや画像処理半導体(GPU)向けの資金調達に関する問い合わせを多数受けている」とし、「市場は非常に活気がある」と述べた。
アジア域内の貿易増加を受け、JPモルガンは貿易金融を強化している。