<為替> ドルが円やユーロなどの主要通貨に対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の手がかりを得ようと週内に発表される7月の消費者物価指数(CPI)などの米経済指標が注目されている。終盤の取引で円は対ドルで0.84%安の159.14円。円の対ドルでの1日の下落としては約5カ月ぶりの大きさになった。円は7月末の日米両政府の円買い協調介入を受けた上昇分の一部を失ったものの、介入前に付けていた約40年ぶり安値圏(164円近辺)はなお上回って推移している。米国では、労働省が7日発表した7月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少したほか、過去2カ月分の雇用者数も大幅下方改定されたことで、9月の利上げ観測が後退。金利先物市場では現在、9月15─16日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は52%と織り込まれており、1週間前の67%から低下した。市場では米経済の状態を見極めようと、12日に発表される7月のCPIのほか、13日の生産者物価指数(PPI)、14日の小売売上高など一連の経済指標が注目されている。終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.20%高の99.80。ユーロ/ドルは0.13%安の1.1542ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇した。今週発表される重要なインフレ指標を控える中、中東の地政学的緊張の継続も注視されている。この日は、先週発表された予想を下回る米雇用統計を受けた買いが、一部巻き戻される形となった。午後の取引で、10年債利回りは4.5ベーシスポイント(bp)上昇の4.703%。 30年債利回りは3.6bp上昇の5.246%。2年債利回りは3.9bp上昇の4.243%となった。CMEのフェドウォッチによると、金利先物市場が織り込む来月のFOMCでの利上げ確率は52%。前週末の44%から上昇したが、1週間前の67%からは低下している。 2年債と10年債の利回り格差は46.2bpと、先週7日の44.8bpから拡大。長期金利が短期金利よりも速いペースで上昇するベアスティープ化がみられ、市場のインフレ期待の高まりを示唆した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 反落。ホルムズ海峡開放に向けた合意への期待が後退したことが相場の重しとなった。また、インテルなど半導体関連銘柄が売られる中、ナスダック総合の下げが目立った。

トランプ米大統領は、イランが米国とイスラエルによる攻撃で被った損害の賠償を求めているとの情報を耳にしたとし、自身も「イランが殺害し、重傷を負わせた全ての人々」に対する賠償を要求すると表明した。

中東情勢を巡る投資家の楽観的な見方が後退したことを受け、原油先物は約5%急伸した。

インテルは4.1%安。同社は同日、株式発行を通じて150億ドルを調達する計画を明らかにした。

半導体大手エヌビディア も2.9%安。関係筋によると、投資会社アポロ・グローバルやブラックストーンを含む金融各社のグループがエヌビディアと提携し、人工知能(AI)インフラ整備に向けた5000億ドル規模の資金調達パッケージをまとめる見通しという。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.39対1の比率で上回った。ナスダック市場でも、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.47対1の比率で上回った。 

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米インフレ指標の発表を控え、強気の勢いと「買い遅れ」への警戒感から9週間ぶり高値を付けた。金現物は午後2時45分(米東部時間)時点で0.8%高の1オンス=4376.56ドルと、6月5日以来の高値を記録した。米金先物は0.5%高の1オンス=4419.70ドルで清算された。 市場は7月の米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の発表を注視。ロイターが調査したエコノミストはCPIが前年同月比3.4%上昇すると予想している。金は高金利環境下では利回りがないため魅力が低下するが、今週のインフレ指標次第では相場が横ばいから上昇基調を維持する可能性があるとの見方も出ている。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 5%上昇して取引を終えた。イランと米国が互いに賠償を要求し、ホルムズ海峡再開に向けた合意の見通しが後退した。トランプ米大統領は10日、イラ​ンが米国とイスラエル‌の攻撃によって被った損害に対する賠償を求めているとい​う情報を聞いたとし、​自身も「イランが殺害し、⁠重傷を負わせた全ての​人々」に対する賠償を要求​すると表明した。 清算値は、北海ブレント先物が4.17ドル(4.99%)高の1バレル=87.72ドル、米WTI先物が3.95ドル(5.05%)高の82.13ドル。上昇率はいずれも7月29日以来の高さとなった。両指標とも先週は、イランとオマーンが海峡の再開につながる合意に近づいているとの期待を背景に7%超下落していた。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 159.30/159.31

始値 158.77

高値 159.36

安値 158.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1542/1.1544

始値 1.1555

高値 1.1556

安値 1.154

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*08.00 5.2499%

前営業日終値 96*26.50 5.2100%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*14.00 4.7046%

前営業日終値 97*25.50 4.6580%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.00 4.4100%

前営業日終値 100*02.00 4.3610%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.38 4.2431%

前営業日終値 100*02.75 4.2040%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 53975.98 -60.95 -0.11

前営業日終値 54036.93

ナスダック総合 26605.36 -85.26 -0.32

前営業日終値 26690.62

S&P総合500種 7753.11 -4.53 -0.06

前営業日終値 7757.64

COMEX金 12月限 4419.7 +20.0

前営業日終値 4399.7

COMEX銀 9月限 6527.2 +177.3

前営業日終値 6349.9

北海ブレント 10月限 87.72 +4.17

前営業日終値 83.55

米WTI先物 9月限 82.13 +3.95

前営業日終値 78.18

CRB商品指数 390.1548 +9.3221

前営業日終値 380.8327

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