多くの家族にとって、犬はかけがえのないパートナーだ。最新の研究によると、この「人間の最良の友」は、赤ちゃんが生後1年間をより健康に過ごすことにも、思いがけない形で関わっている可能性がある。
フィンランドの研究チームは、以前から観察されていたある傾向に注目した。犬のいる環境で育った子供は感染症にかかりにくく、抗生物質を使用することも少ないという現象だ。
これまでも両者の関連を示す研究はあったが、その理由までは解明されていなかった。その答えの一部は、床にたまるホコリの中にあるかもしれない。
フィンランド国立保健福祉研究所、クオピオ大学病院、東フィンランド大学の研究者らは、妊娠中から生後1年間にわたり、子ども368人を追跡調査した。
保護者には、発熱や耳の感染症、抗生物質の使用状況を毎週記録してもらった。一方、研究チームは乳児が生後約2カ月の頃に各家庭から採取したホコリの試料を分析した。
着目したのは、犬の飼育との関連がこれまでに指摘されている細菌や真菌(カビ類)だ。これらの微生物が、犬のいる家庭で育つ子どもにみられる健康上の利点を、どの程度説明できるかを調べた。
専門誌『Pediatric Allergy and Immunology』に掲載されたこの研究によると、犬と関連する特定の微生物が、赤ちゃんの呼吸器疾患を部分的に防いでいる可能性があるという。
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