[8日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は7日、イエメンのマリブ県にあるサン・アルジン駐屯地をミサイルとドローン(無人機)で攻撃したと表明した。サウジアラビアが支援する部隊のほか、弾薬・物資保管施設、車両、軍事装備などを標的にしたとしている。
イエメン国営テレビはこれに先立ち、首都サヌア東方のマリブ上空でフーシ派が発射した複数のドローンを防空部隊が撃墜したと報じていた。
国営サバ通信はマリブの地元当局者の話として、フーシ派が7日朝、マリブ市内の避難民キャンプや住宅地に向けて弾道ミサイルとドローンを発射したと報道。この攻撃で2人が死亡、14人が負傷したとしている。
イエメン政府軍は8日未明、複数の前線でフーシ派に対して反撃を実施したと発表した。詳細は明らかにしなかったが、部隊への攻撃が続く場合は必要な軍事措置で応じると表明した。
攻撃の応酬は、フーシ派と国際的に承認されたイエメン政府軍との急速な緊張激化を示すもので、より広範な紛争への逆戻りが懸念されている。
国連安全保障理事会は7日、イエメンでの緊張の高まりに懸念を表明した。最近の行動は地域の安全保障や航行の権利・自由を脅かし、さらなる緊張激化を招いて和平に向けた取り組みを損なう恐れがあると指摘。フーシ派に対して自制を促し、「既存の対話チャネルの活用」を通じた緊張緩和を促した。