Max Hunder Dan Peleschuk

[キーウ 23日 ロイター] - ウクライナ国防相を更迭されたフェドロフ氏(35)は23日、国防相以外の政権ポストへの就任を打診されても受諾しないと表明した。ウクライナに侵攻したロシアとの戦闘が重要な局面にある中で、ウクライナを覆う政治危機はさらに深刻化している。

ゼレンスキー大統領はこの日、フェドロフ氏に国防イノベーション担当副首相を含めていくつかの役職を打診したと明らかにしたものの、国防相に再任する意向は示していない。

フェドロフ氏は記者団に対する声明で、大統領、軍総司令官、国防相の3つの役職だけが「実際に戦闘の行方を動かすことができる」とし、「調達を巡る汚職と闘い、軍の変革を成し遂げ、敵に対する非対称戦を計画し、実行する実質的な権限を持つ役職は他にない」と訴えた。

ウクライナでは国防省の改革を成し遂げたフェドロフ氏の突然の更迭に対して戦時中としては異例の抗議活動が巻き起こり、過去1週間に首都キーウなどに数千人が参加してフェドロフ氏の復帰を求めていた。ゼレンスキー氏は不人気だったウクライナ軍のシルスキー総司令官を解任し、尊敬を集めている若手のドラパ‌ティ氏を後任に起用した。

事情に詳しい情報筋は、ゼレンスキー氏とフェドロフ氏との協議は現在も続いているとして「彼らはさらに話し合うことになると思う」と語った。

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