Patricia Zengerle Jonathan Landay Luc Cohen
[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領が国家情報長官(DNI)に指名したジェイ・クレイトン氏は15日、上院の指名承認公聴会で緊迫した雰囲気の中、民主党議員から繰り返し問いただされたにもかかわらず、2020年大統領選でトランプ氏が敗北した事実を直接認めることを拒否した。
民主党のマーク・ケリー議員は「(トランプ氏は)今日、この場にはいない。いない時ですら反対できないのなら、大統領と向かい合って座った時に反対できるのか」とクレイトン氏に迫った。
トランプ氏は米国の選挙が「不正操作されている」と根拠のない主張を展開し、20年の大統領選で民主党のジョー・バイデン氏に敗れたことを認めない姿勢を示している。こうした主張を背景に、トランプ政権は選挙に対する連邦政府の監督権限を強化し、多くの米国民の投票方法を変えようとしてきた。
法律専門家は、州から権限を奪う動きで、米国憲法に違反すると指摘している。
クレイトン氏は、バイデン氏が大統領として「認定」されたと述べるにとどめつつ、「私は選挙結果の否定論者ではない」とも主張した。
トランプ氏は16日夜、20年選挙について国民向けの演説を行う。ホワイトハウス当局者によると、新たに機密指定が解除された情報について語る見通しだ。
上院情報特別委員会での指名承認公聴会は、クレイトン氏が20年選挙でバイデン氏が選出されたと認めることを繰り返し拒否したことで、議論が白熱した。
ケリー議員が、勝者とは議会で勝利者として認定され、最多の選挙人票を獲得した人物ではないかと問うと、クレイトン氏は「それはあなたの解釈だと思う。これ以上は答えない」と述べた。