Cynthia Kim Jihoon Lee

[ソウル  6日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は16日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.75%とした。利上げは3年半ぶり。低迷するウォン相場を安定させ、根強いインフレ圧力に対応する。

ロイターがまとめた調査ではエコノミスト37人のうち1人を除く全員が2.75%への利上げを予想していた。

韓国経済は今年、半導体輸出と投資の急拡大を背景に想定を上回るペースで回復が進んでいる。一方で通貨ウォンは依然として下押し圧力を受けており、対ドルで3.4%下落している。

中銀は声明で、経済成長率が5月時点の予測である2.6%を「大幅に上回る」と見込まれる一方、インフレ率は「当面の間」高止まりするとの見通しを示した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ガレス・レザー氏は利上げ決定を受け「今後数カ月でさらなる金融引き締めが予想される十分な理由がある」と述べた。「民間消費の持続的な弱さ(小売売上高の実質減少)は依然として懸念事項だが、今年の成長率はコンセンサスを上回る4.0%に達すると予想している」とした。

メリッツ証券のスティーブン・リー氏は「この動きは事実上、十分に予告されていた。韓国銀行は5月の会合で政策金利見通しの分布図を上方修正することで、利上げが差し迫っていることをすでに示唆していた」と指摘。

「7月の利上げに合わせて、韓国銀行は政策の声明文で、経済見通しについて5月の予測に比べ大幅な上振れ圧力があること指摘する公算が大きい」と述べた。

今回の利上げにより、韓国中銀は日銀と歩調をそろえた形となった。アジア太平洋ではオーストラリア、ニュージーランド(NZ)、インドネシア、フィリピンも金融引き締めを実施している。

韓国では総合インフレ率が2年半ぶりの高水準にあり、大半のアナリストは年内にさらに少なくとも1回の利上げが実施され、政策金利は3.00%になると予想。2027年第1・四半期に3.25%に上がり、少なくとも同年末までその水準を維持するというのが予想中央値になっている。

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