[ウェリントン 15日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のホガード・バイオセキュリティー(生物安全保障)担当相は15日、首都ウェリントン近郊の海岸で発見された渡り性の海鳥から、同国で初めて致死性のあるH5N1型鳥インフルエンザの感染例が確認されたと発表した。
このウイルスは先月にオーストラリアで検出されている。2021年以来、野生の鳥類や哺乳類の間で広がり、数百万の個体を死に至らしめ、家禽のほか、一部の農業従事者にも感染した。
ホガード氏は声明で「NZの野生生物における大量死や、野鳥間の感染の証拠は現時点では確認されていない。家禽での検出も報告されていない」と述べた。
NZはH5N1の侵入に備え、家禽業界と連携してバイオセキュリティー・レジリエンス(耐性)計画の策定に取り組んできた。
NZ固有の鳥の多くは在来の陸生哺乳類が存在しない環境で数百万年にわたり進化してきたため異常に脆弱で、ウイルスが急速にまん延すれば絶滅の危機に瀕することになる。
保健当局は、国内で最も絶滅の危機に瀕している5種の鳥類のうち、繁殖の要となる300羽を対象にワクチン接種プログラムを開始した。