[14日 ロイター] - 国際会計事務所KPMGオーストラリア法人のコンサルティング事業は、数百人規模の人員削減に加え、パートナーの報酬を最大5分の1ほど減額する準備を進めている。顧客の機密情報を不正に使用したとされる問題の余波に直面していることが背景。豪経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が14日に報じた。
KPMGオーストラリアには、収益性の高い契約を獲得するために顧客の機密データを悪用したとする内部告発が行われていた。この問題を受け、これまでに会長やアンドリュー・イエーツ最高経営責任者(CEO)、監査部門責任者を含む多くの幹部が辞任している。
KPMGは、内部告発への対応に不備があったことを認めた。これまでの調査では不正行為を立証できなかったため、現在は4回目の内部調査を開始している。
AFRは事情に詳しい関係者の話として、人員削減の規模はまだ確定していないが、最終的に1000人を超える可能性があると伝えている。
KPMGの広報担当者は同紙に対し、「今後の課題に十分対応できる体制を維持するためにさまざまな選択肢を検討している」と述べた。選択肢には事業モデルの見直し、コスト構造及び人員需要の再検討が含まれており、具体的な措置についてはまだ決定されていないという。
KPMGのウェブサイトによると、同社はオーストラリア国内で約1万人の従業員を抱えており、そのうちパートナーは600人超に上る。