[ロンドン 14日 ロイター] - サウジアラビアの紅海沿岸ヤンブー港からの1日当たりの原油輸出量が今週、最大級の水準に増加した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派との間で緊張が強まる中、サウジアラビアが原油輸出の最大化を図っていることが背景。調査会社のデータや業界関係者の話で明らかになった。

国有石油会社サウジアラムコは2月28日に米国・イスラエルとイランとの戦闘が始まって以降、ヤンブー港の利用を拡大してきた。

複数の関係筋がロイターに語ったところによると、サウジアラビアはまた、紅海沿岸への石油パイプラインの輸送能力の増強を検討している。ホルムズ海峡を通過しない原油輸送を増やせるからだ。

サウジアラムコは14日、コメント要請に返答しなかった。

船舶情報サービスを提供するシグナル・オーシャンのデータによると、ヤンブー港からの原油輸出量は7月13日ごろには日量470万バレルに達し、10日ごろの日量336万バレルから増えた。2日ごろには日量460万バレル程度で推移していた。

同港からの原油輸出量は6月以降の平均が日量400万バレル超。前年同期は日量97万3000バレルとなっていた。

調査会社ケプラーのデータでも、同港からの原油輸出量はここ数週間の平均で日量400万バレル程度となっている。

紛争によりホルムズ海峡を通過する船舶輸送が混乱する中、サウジアラビアは原油輸出でヤンブー港に依存する度合いが高まっている。

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