[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.3%増に大きく減速し、アナリスト予想も下回った。コロナ禍に見舞われていた2022年第4・四半期以来の低い伸び率となった。
生産と輸出は堅調だったものの、内需の低迷とイラン紛争に絡む原油高が響いた。
ロイターがまとめたアナリスト予想は4.5%増、第1・四半期は5.0%増だった。
前期比では0.9%増で、アナリスト予想と一致した。第1・四半期は1.3%増だった。
一方、6月の経済指標は鉱工業生産の伸びが加速し、小売売上高は増加に転じた。
鉱工業生産は前年同月比5.3%増。5月は4.5%増だった。アナリスト予想の4.7%増も上回った。
小売売上高は1.0%増。3年超ぶりのマイナスとなった5月の0.6%減からプラス転換。アナリストは0.1%の減少を予測していた。
ただ、1─6月の固定資産投資は5.7%減となり、減少率は市場予想(4.9%)よりも大きくなった。1─5月は4.1%減だった。
不動産業界は依然として低迷。1─6月の不動産投資は前年同期比18%減少した。1─5月は16.2%減少していた。
6月の新築住宅価格は再び下落したが、そのペースはやや鈍化。中核都市で一部改善が見られたが、全国的な需要の弱さがこれを打ち消した。
投資家は今月下旬に見込まれる共産党政治局会議が新たな景気刺激策の手掛かりになるとして注目。しかし、アナリストらは、成長の鈍化がさらに深刻化しない限り、積極的な措置は取られないと見込んでいる。