Tom Polansek Julie Steenhuysen

[14日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は14日、異例の規模で拡大しているサイクロスポラ症の発生源を特定するため、レタスを含む複数の農産物を調査していると明らかにした。感染者数は増加を続けている。

サイクロスポラ症は寄生虫による腸管感染症で、下痢や吐き気などの消化器症状を引き起こす。米疾病対策センター(CDC)によると、糞便で汚染された食品(一般的に生の果物・野菜)や水を摂取することで感染する可能性がある。

CDCによると、今回の集団感染による死者は報告されていないものの、141人が入院している。5月以降、検査機関で感染が確認された人は34州で計1645人に上る。CDCは、さらなる分析と確認が必要な感染報告が5100件超あることを把握しているという。

米国では過去にも集団感染が発生したことがあるが、今年の集団感染は規模と地理的な広がりが著しく大きく、保健当局の間で懸念が高まっている。当局は現時点で感染源を特定できていない。

FDAは、集団感染の原因を特定するための追跡調査を実施していると説明した。この調査では、当局が患者から、発症前の数週間に摂取した食品に関する情報を収集している。

米紙ワシントン・ポストは、ヤム・ブランズ傘下のレストランチェーン「タコベル」で提供されたレタスが今回の集団感染に関連している可能性について、連邦・州当局が調査していると報じた。

同社は、予防措置として一部の店舗で特定の食材の使用を中止したとした上で、米保健当局は同チェーンと今回の集団感染との関連性を確認していないと述べた。

FDAで食品担当副長官代行を務めるドナルド・プレーター氏は「現時点で、人々が避けるべき食品はない」と述べた。

一方でCDCは、サイクロスポラ症の検査を行うよう医師に注意を促したと発表した。

CDCの食品由来疾患専門家グウェン・ビガースタッフ氏は、感染報告が今後も増加する見通しで、8月末まで続く可能性があると述べた。

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