Jonathan Stempel

[14日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイの会長を務める著名投資家ウォーレン・バフェット氏(95)は14日、これまで20年続けてきたビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団への寄付を打ち切った。財団を創設したマイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏(70)と、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン元被告との関係が影響したもようだ。

バフェット氏は今後、自身の家族が運営する4つの財団に資産を寄付する方針を明らかにした。バークシャーのクラスB株約1200万株、およそ60億ドル相当をこの4つの財団に寄付する意向で、声明で「私が持つ残りの株式は2034年末までに、何らかの形で4財団に寄付される」と述べた。

2006年にバフェット氏は保有するバークシャー株を生涯にわたってゲイツ財団へ寄付すると表明していた。これまで同財団には総額470億ドル超を寄付している。

ゲイツ氏は、米司法省が今年2月に公表したエプスタイン元被告関連文書を受けて批判にさらされているが、ゲイツ氏自身は犯罪行為で訴追されていない。

ゲイツ財団は声明で「数十年にわたるバフェット氏の支援に感謝する」とコメントした。またゲイツ氏による2000億ドル規模の拠出約束を背景に、45年の活動終了まで十分な財政基盤を維持していると強調した。

バフェット氏とゲイツ氏は長年親交があることで知られ、バークシャーの株主総会などにも一緒に出席してきた。しかしバフェット氏は今年3月に米CNBCで、司法省文書公表後はゲイツ氏と話していないと明らかにしていた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは先月、バフェット氏がゲイツ財団とエプスタイン元被告との関係について、法律事務所ウィルマー・ヘイルによる調査結果を待った上で寄付継続の可否を判断していたと報じた。

ゲイツ氏は議会証言などで、11年にエプスタイン元被告を紹介されたと説明。その後の面会は慈善活動に関する協議が目的だったと述べ、14年末までに関係を解消したとしている。またエプスタイン元被告との関係については「判断を誤った」と繰り返し後悔の念を漏らしている。

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