大事なのはチームワーク
マシンと自分の感覚がかみ合わず、思いどおりに動いてくれないと感じるときもあると、アルボンは続ける。そんなときこそエンジニアとのコミュニケーションが何よりも重要になる。
「マシンと一体になれると、自分が全てをコントロールできる。特に予選では、自分の感覚の限界まで攻める瞬間がある。コントロールは失っていない。文字どおり限界ギリギリを攻めるんだ」
F1は極限の肉体的負荷に加え、命の危険とも隣り合わせのスポーツだ。グランプリ期間中に命を落としたドライバーは30人を超える。1994年にウィリアムズへ移籍して開幕3戦目で事故死したブラジルの英雄、アイルトン・セナもその1人だ。アルボンは最高のコンディションを維持するために、食事やトレーニング、睡眠を厳しく管理している。
代表のボウルズによれば、ウィリアムズのドライバーはシミュレーターや実車での走行に加え、週4~5回のトレーニングをこなしている。
F1チームに密着したネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ『Formula1:栄光のグランプリ』は、ドライバーの人間関係やライバルとの競争、表彰台に立つために欠かせない緊密なチームワークを描いている。
次のページ