Khanh Vu Phuong Nguyen
[ハノイ 3日 ロイター] - ベトナム国家統計局が3日発表した今年第2・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比8.39%増と、第1・四半期改定値の7.94%から伸びが加速した。ただ、燃料輸入コストの急増を受け、上半期の貿易赤字は過去最大に膨らんだ。
同国はインフラ支出の拡大を背景に、今年の経済成長率を10%超とする目標を掲げているが、イラン戦争の影響により、未達リスクに直面している。
同局は「2026年の上半期、世界情勢は複雑かつ不確実で、ますます予測不可能な形で推移し続けた」と指摘。年間目標を達成するには、下半期に成長率を11.7%まで引き上げる必要があるとの見方を示した。
また、世界的にインフレが加速し、金融市場の環境はより制約的となり、「世界経済の成長には減速の兆しが見られた」とした。
6月のインフレ率は前年同月比で4.69%となり、5月の5.6%から低下した。政府は26年のインフレ率目標を4.5%に設定している。
統計局高官は「ガソリン、石油、生産投入資材のコスト上昇により、下半期はインフレ抑制の取り組みが困難に直面する見込みだ」と述べた。
6月の財の輸出額は前年同月比28.1%増の507億9000万ドルとなった一方、輸入額は45.2%増の534億3000万ドルとなり、その結果26億4000万ドルの貿易赤字となった。
これにより、今年上半期の貿易赤字は過去最大の166億5000万ドルとなり、前年同期の79億5000万ドルの黒字から赤字に転じた。輸入燃料価格の高騰が要因。
上半期の原油輸入量は14.2%減少したものの、輸入額は17.7%増加した。精製燃料の輸入量は9.6%増加したのに対し、輸入額は73.5%増加した。
6月の鉱工業生産は前年同月比12.7%増、小売売上高は14.8%増となった。
上半期の外国直接投資の流入額は前年同期比11.2%増の130億ドルとなった。