さまざまな課題はあっても、建築資材が進化すれば、超高層建築の実現に向けた新たな可能性が開けるとペロントは確信している。

「コンクリートの強度やコンクリート素材そのものの大きな進化や変化に伴い、何もかもが変化する」

一方で、将来の世代は建物を高くし続ける意味を問い直す可能性もあるとペロントは言い、「それに何の意味があるのか? なぜこれ以上高くする必要があるのか?」と問いかけた。その上で、人類にはただ困難だからというだけで、難しい目標を追求してきた長い歴史があると指摘している。

業界にとって最大の障壁は、もはや単純な構造の問題ではなくなった。ソーントン・トマセッティが公開した動画の中でペロントは、エンジニアが建築技術や工法の現実的な限界に突き当たる場面が増えていると説明した。

ペロントによると、そうした課題を克服する上では新素材が大きな役割を果たす。しかしその成功は、エンジニアと施工業者、物流の専門家、プロジェクト遂行チームの連携にかかっている。そうした課題への対応が、「構造的に最適で建設可能な建造物の実現」に向けた鍵を握る。

月面の高層ビル
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