ただしフィリピンから見れば、後者のほうがより戦略的利益を生む可能性が高い。中国の構造的優位に対抗し、多国間の合意形成の限界を補う上で効果的だからだ。
広い視点で見れば、今回の一件は伝統的な多国間主義への信頼が低下し、代わりに2国間や少数国間の連携の重要性が高まっている流れの一環といえる。国際法を単なる原則を超えて実際の行動につなげるには、こうした小規模で結束力の強い枠組みが有効だ。国際法の執行が政治的意思や戦略的利害の一致に大きく左右される状況ではなおさら、その意義は計り知れない。
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イランが有利に見える14項目の覚書にはアメリカとの「談合」が隠されている
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