ホルムズ海峡の航行は1カ月以内に戦争前のレベルに戻る──イラン国営テレビが報じたアメリカとイランの非公式な和平合意案には、そんな見通しが書かれている。
「イスラマバード覚書」と呼ばれるこの合意案には、アメリカが海上封鎖を解除すること、イラン周辺から米軍を撤退させることが盛り込まれている。さらにホルムズ海峡の航行管理はイランがオマーンと連携して行うという。
この合意案はいまだ最終決定には至っておらず、アメリカが合意内容を履行したことを確認できるまでは、イラン政府は一切動かないと、イラン国営テレビはクギを刺している。一方、米政府はこの報道を「完全な捏造だ」と切って捨てている。
だがイラン戦争は4カ月目に入り、世界のエネルギー市場は大混乱、中東情勢は不安定化と、待ったを許さぬ状況だ。この合意が成立した暁に即座に利益を得る陣営と損失を被る陣営を見てみよう。
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