あなたが子育てに専念している親で、子どもにテレビを一切見せないことを目標にしたとしよう。少しでもテレビを見ると、脳の発達に悪影響があるからだ。しかし、子どもがテレビを見始めると……まあ、もういいか、ということになる。その結果、夕食の時間も、おやつの時間も、車に乗っているときも、子どもはずっとテレビを見ている。
金メダリストになるか、あるいは勝負などには端から興味を持たないか。私たちの選択肢は、そのどちらかしかない。その結果、ある分野では常軌を逸した完璧主義者になり、他の分野ではすっかりあきらめている。
ここまで両極端にならず、大きな目標を持ちながら、今の時点ではまだそこに到達していない、というふうに考えてみてはどうだろう?
これは失敗の定義を変えるのと同じテクニックだ。「まだ」という言葉を使うことで、あなたの中で何度も何度も再生される物語を変えることができる。自信を打ち砕く物語を、自信にブーストをかける物語に変えるのだ。
「私は目標の体重になっていない。まだ」
「私は週に2回、配偶者とディナーデートをするという目標を達成していない。まだ」
「私はあの悪い習慣をやめていない。まだ」
「私は目標の昇進を達成していない。まだ」
「私はベストセラー小説を書いていない。まだ」
この「まだ」というシンプルな言葉が、失敗と成功をわけるカギになる。
[筆者]
フアン・ベンダナ(Juan Bendaña)
大人気スピーカー、起業家、コーチ。クライアントには、CEO、オリンピック選手、俳優、フォーチュン100企業のリーダーなどが名を連ねる。対面でエンパワーしたリーダーは25万人、オンラインでは数百万人に到達。人々が揺るぎない自信を身につけ、人生とキャリアで大胆な行動を取る手助けをすることをミッションとしている。
[訳者]
桜田直美(さくらだなおみ)
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒。訳書は『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』『成長し続ける人だけが知っている101の人生戦略』(いずれもかんき出版)、『David and Goliath 絶対強者をうち破れ』『Outliers 思考と思考がつながる』(いずれもサンマーク出版)、『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。
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