ここで1つ、これ以上ないくらい、はっきりさせておきたいことがある。私はここで、自分に「参加賞」を与えることを推奨しているのではない。失敗しても成功したふりをしろと言っているわけでもない。失敗したときに成功したふりをしても、自信はまったく育たない。ただ現実が見えなくなるだけだ。

アメリカ海軍特殊部隊のネイビーシールズは、世界でも有数のタフな人たちの集団だ。しかし近年、訓練プログラムの合格率が著しく低下した。何が問題なのか? 調査の結果、次のことがわかった。

Z世代と呼ばれる若者世代の訓練生は、ネイビーシールズ史上、もっとも体力的に優れている。しかし、精神力のほうはむしろ歴代でも低いほうだったのだ。状況が厳しくなると、彼らはあきらめる。だから、訓練を最後まで終えることができないのだ。

同じように、ハーバード大学も、失敗を経験しなかったような学生は求めていない。失敗、失望、拒絶、自分の間違いを認めること――こういった経験が、あなたを強くする。あなたは失敗から学び、そしてまた挑戦する。

完璧主義者がラクになる考え方

近ごろこの社会は、奇妙な両極端に走っているようだ。完璧にやるか、あるいは何もやらないかのどちらかになってしまっている。週に5回スポーツジムに通わなければ、フィットネスの目標を達成することはできない。しかし、週に5回は不可能だ。それなら、まったく通わなくても同じではないか?

失敗の定義を変えるのと同じテクニック
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