急な欠航も隠れた追加料金も、保安検査場の長蛇の列も空の旅には付き物。だが、航空会社そのものが消えるとなれば乗客もお手上げだ。

5月2日、アメリカの格安航空会社(LCC)のスピリット航空が突然、運航を全面的に停止した。原因は原油価格の高騰と「事業を取り巻く圧力」。これにより数千人が職を失い、多くの旅行者が足止めされ、何万枚もの予約航空券が紙くずとなった。

スピリットらしい結末と言えなくもない。同社は料金の安さ以外のほぼ全ての指標で、米航空会社ランキング最下位の常連だった。

トーク番組司会者のスティーブン・コルベアは「全便がキャンセルされ、カスタマーサービスもつながらなくなった。どちらも以前からスピリットのモットーみたいなものだったが」と皮肉った。

米デルタ航空も、短距離路線の約450便で機内の飲食サービスを廃止すると発表したばかり。スピリットのヘビーユーザーなら違和感なく乗り換えられるかもしれないが。


 

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