世界初の「研究型」である早稲田大学孔子学院

日本におけるCIの運営では特に、早稲田大学が象徴的かつ実務的な旗艦であると言える。早稲田大学孔子学院は典型的なCIではない。設立時からの漢弁の指定により、世界初の「研究型」孔子学院となっている。1982年の早稲田大学と北京大学との学術交流協定に基づき、2007年4月12日に開設された。この交流は、2005年に学部や修士、博士レベルでの学位プログラムへと発展していた。

早稲田CIの最高意思決定機関は、早稲田と北京大学によって共同で構成される理事会である。標準的な理事会は計8名の理事で構成され、4名が北京大学から、4名が早稲田から選出される。この8名の中から、両大学はそれぞれ重要な役職を任命する。

理事会は、年間予算、決算、および活動報告を承認する。院長は日常の管理、人員構成、および交流活動を執行する。各支出には、北京大学側と早稲田側の両院長の共同署名による承認が必要である。

このCIでは、中国側の北京大学が資金提供者であり、北京大学から送られてくる資金を管理・運用している。これは、日本の大学が海外のパートナーと協力して運営する他のいかなる外国語プログラムともCIを区別する、反転した財務構造である。外国の大学が、日本の大学の内部に物理的に位置し、行政的に運営されているユニットの運営予算を提供しているのである。

早稲田CIは、語学学校モデルを明示的に否定しているという点で、日本のCIの中でも異例である。組織ページにはこう記されている。

「早稲田大学孔子学院は、2021年4月21日に署名された合意書に基づき、中国に関連する人文・社会科学を中心とした日中間の学術交流および共同研究を推進する研究型孔子学院である。教育活動は行わず、したがって孔子学院活動のための講師を雇用することもない」

語学学校としてのCIより懸念すべき存在である理由
【関連記事】